Q&A

縁の深い方々による、堂場瞬一「Q&A」です。

真々田ことりさん(イラストレーター)

① 堂場さん(堂場作品)との出会いは?
『脅迫者 警視庁追跡捜査係』でカバーイラストのご依頼をいただいた時です。
堂場さんが色鉛筆画に興味を持ってくださり「格好良いカバー楽しみです」とお話されていたと編集の寺内さんから伺いました。
ご期待に添えるよう、緊張しながら必死で描き上げました。
お蔭様で同業の先輩からも「警察ものにピッタリだよ」と言っていただき、幅も広がったと感謝しております。
② 堂場さん(堂場作品)を一言で表現するなら?
人間味あふれる正義感
ただ事件を解決するだけじゃない、それに至る背景や原因を描き、人間を描いて悪を裁く姿に共感を覚えます。
③ こんな作品を読んでみたい
堂場さんの作品を読み、資料探しの中で知った逮捕術という競技がとても気になっています。 格闘技とは違い、相手を制圧するため、という考え方によって行われる戦いが特殊そうで この競技に事件を絡めたストーリーを読んでみたいです。
④ 堂場さんへのメッセージ
いつも大変お世話になっております。
堂場先生の作品から、様々なことを学ばせていただいております。
これからもよろしくお願いいたします。

大矢博子さん(書評家)

①堂場さん(堂場作品)との出会いは?
デビュー作の『8年』。リアルな試合描写が私の中の野球少女をくすぐり倒した。
②堂場さん(堂場作品)を一言で表現するなら?
スペック盛り過ぎ。警察小説もスポーツ小説も書けてハードボイルドに造詣が深くて翻訳ミステリは新刊まできっちり押さえててグルメエッセイまでこなして、しかも日産55枚をコンスタントにキープするとか、サイボーグか何かなの? 弱点がほしい。ペットに赤ちゃん言葉で話しかけてるところとか見たい。
③こんな作品を読んでみたい
警察小説でやっているシリーズのクロスオーバー企画をスポーツ小説でもぜひ。ランナーの山城(「チーム」シリーズ、『ヒート』)とプロ野球の樋口・真田(『ラストダンス』『20』)の共演とか。どうせならそこで何か事件が起きて、警察小説のレギュラーたちにも越境してきてほしい。
④堂場さんへのメッセージ
コロナ禍が落ち着いたら、また名古屋に来てください

宇田川拓也氏(ときわ書房本店)

①堂場さん(堂場作品)との出会いは?
単行本『雪虫』
②堂場さん(堂場作品)を一言で表現するなら?
不屈
③こんな作品を読んでみたい
ケイパー(襲撃小説、強盗小説)
④堂場さんへのメッセージ
作家生活20周年、おめでとうございます。 これからも続々と紡がれる物語で読者の退屈を薙ぎ払うとともに、翻訳ミステリの読み巧者として発信し続けてくださいませ!

池上冬樹さん(文芸評論家)

①堂場さん(堂場作品)との出会いは?
出会いは鳴沢了シリーズの『雪虫』だが(ただし本が出てから数年後)、強烈な印象 を覚えたのは『長き雨の烙印』と『逸脱』かな。
②堂場さん(堂場作品)を一言で表現するなら?
海外ミステリの同志ですね。評論家並に、いやときに評論家以上に海外ミステリをた くさん読んでいて、海外ミステリをいかに日本の風土に置き換えることができるのかを (逆にあえて置き換えないことを)考えている。
③こんな作品を読んでみたい
「小説現代」に一挙掲載されたアメリカを舞台にした私立探偵小説がすばらしくよか った。海外ミステリ色の強い私立探偵小説&警察小説(『逸脱』『歪』『執着』路線) を読んでみたいですね。
④堂場さんへのメッセージ
小説の書き方本を書いてほしいですね。